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記事: シュラフ ダウン vs. 化繊シュラフ徹底比較!特徴やおすすめシーンを解説

シュラフ ダウン vs. 化繊シュラフ徹底比較!特徴やおすすめシーンを解説

シュラフを選ぶ際には、まず注目したいポイントが「中わた素材の種類」です。シュラフには主に「ダウン」と「化繊」の2種類の中わた素材があり、それぞれの特徴や利点をしっかり理解することで、ご自身のアウトドアスタイルや目的に合ったシュラフを選びやすくなります。

「ダウン」は、水鳥の羽毛を使用した中わた素材で、非常に高い保温性と軽量性を誇ります。登山やバックパッキングで荷物の軽量化が求められる場合や、寒冷地での使用に適しており、コンパクトに収納できるため持ち運びにも便利です。ただし、湿気や水に弱いため、天候や環境に応じた取り扱いが必要です。

一方の「化繊」は、ポリエステルやナイロンなどの人工繊維で作られた素材で、水濡れや湿気に強く保温性が安定しています。長期の縦走や雨が多い季節のキャンプでの使用に適しており、また比較的手ごろな価格で購入できる点も魅力です。 メンテナンスがしやすいため、気軽に使用できる点も化繊シュラフが支持される理由の一つです。

今回は、これらのダウンと化繊のシュラフについて、特徴や利点、適したシーンを詳しくご紹介し、それぞれの素材がどのようなアウトドアスタイルに向いているのかを解説していきます。また、具体例としてNEMO「コーダ 10/20」とSTATIC「アフターバーナー スリーピングバッグ」を取り上げて、特徴をわかりやすく説明します!

ダウンシュラフの特徴

ダウンシュラフは、水鳥(アヒルやガチョウ)の羽毛を使った中わたが特徴。特に「グースダウン」は「ダックダウン」に比べて高い保温性を持ち、高級モデルに多く使われています。ダウンは以下のようなメリット・デメリットがあるため、軽量化や保温性が重視される場面に最適です。

■メリット

軽量かつコンパクト:収納サイズが小さく、持ち運びに便利。
高い保温力:少ない量でもしっかり暖かさを確保。

■デメリット

水濡れに弱い:濡れると保温性が大幅に低下。
価格が高い:特に高品質なグースダウンは高価。

■おすすめの使用シーン

標高が高く冷え込む登山や、軽量化を重視したバックパッキングに最適です。山岳用シュラフとして人気があります。

NEMO「コーダ 10/20」を具体例に解説

このシュラフには、800フィルパワーの高品質なダウンが使用されており、同じ重量の化繊に比べて優れた保温力を発揮します。また、RDS(Responsible Down Standard)認証を受けた羽毛を使用しているため、動物福祉に配慮したサステナブルな選択が可能です。

さらに、コーダ™にはPFASフリーの撥水加工が施されており、湿気や水分が多い状況でも保温性が維持されるよう工夫されています。縦横に配置された特殊なバッフルデザインがダウンのロフト(膨らみ)をキープし、就寝中の動きにも対応して冷気の入り込みを防ぎます。このように、軽量でありながら高い保温性能とパッキング性を備え、過酷なアウトドア環境にも最適なダウンシュラフです。

NEMO コーダ EP 10/20 レギュラー

NEMO

コーダ EP 10/20 レギュラー

革新的なデザインで保温性と環境への配慮を両立した軽量マミー型シェラフ

53,900円

商品の詳細はこちら

化繊シュラフの特徴

※画像はSTATICBLOOMより引用

化繊シュラフは、ポリエステルやナイロンなどの合成繊維で作られた中わたが特徴です。 耐久性が高く、メンテナンスがしやすいのも魅力です。 以下のメリット・デメリットがあるため、湿気の多い環境や長期のキャンプに向いています。

■メリット

水濡れに強い:湿気や水分を含んでも保温力が落ちにくい。
お手入れが簡単:自宅での洗濯も可能。
比較的リーズナブル:ダウンに比べて手ごろな価格。

■デメリット

重量と収納サイズ:ダウンに比べるとやや重く、収納時のかさばりが目立つ。
通気性が低い:湿気がこもりやすい場合も。

■おすすめの使用シーン

連泊が必要なロングトレイルや、雨が多い季節のキャンプなど、ウェットコンディションが想定される場面にぴったりです。

STATIC「アフターバーナー スリーピングバッグ」を具体例に解説

最新の化繊素材「850FP AIR FLAKE」を使用しており、化繊でありながら天然ダウンのような保温性と弾力性を実現しています。このAIR FLAKEは、アイダーダウンの特性を模倣し、濡れても乾燥後に元の膨らみを取り戻せるため、湿気の多い環境でも高い保温性が維持されます。さらに、単一構造によりフェルト化が起こりにくく、洗濯耐久性も高いのが特徴です。この素材は匂いが少なく、長期間清潔に使用できるため、アウトドアの過酷な環境下でも快適に過ごせます。

STATIC アフターバーナー スリーピングバッグ

STATIC

アフターバーナー スリーピングバッグ

ダウンのような保温性を実現した夏用の化繊マミー型シェラフ

41,800円

商品の詳細はこちら

まとめ

ダウンと化繊にはそれぞれ一長一短があり、ご自身のスタイルや使うシーンによって最適な選択が異なります。山岳用として軽量で暖かいダウンを選ぶか、水濡れに強い化繊で安心感を取るか。最近では軽量な化繊モデルも増えているので、シーンに合ったシュラフで快適なアウトドアライフを楽しんでみましょう!