ALTRAのロードシューズの中で最も多くバージョンアップを重ねているパラダイム5
高いクッション性と安定性、耐久性を両立させるシューズとして、初代からそのコンセプトは変わらずブレないパラダイム。今回のアップデートにより、エンジニアードメッシュアッパーへ変更になりました。乾きが良く保水しにくいメッシュアッパーは、ニットよりも軽量で通気性がよく長時間使用した際の快適さが向上します。
また、シュータン部分の素材も変更になり足の甲の締め付けのストレスからも開放されます。
重さ:341g(27.5cm実測)
スタックハイト:30mm
アッパー:エンジニアードメッシュ
ミッドソール:ALTRA EGO™️
アウトソール:FootPod™️ テクノロジー
サポート:GuideRail™️システム、スタビリティポッド
店長の一言メモ
アルトラのパラダイムシリーズは、様々な機能を足したり引いたり素材を変えたりしながら1つの完成形に近づいたように思えます。初期の頃はミッドソールと呼ばれるクッション部分がEVAを使用し、PARADIGM4でミッドソールがEVAからALTRA EGOへ。そしてアッパーがメッシュからニット素材へ、アウトソールが全面ラバーに変更になりました。
EVAの特徴である軽さとクッション性はよく比較されるHOKA ONEONEなど多くのクッションシューズに採用をされていますが、厚みを出して軽さを維持しようとすると空気の発泡率が高まり耐久性が落ちてしまいます。ここはトレードオフの関係になり現時点では最適化されたバランスをどのメーカーも探しているのが現状だと思われます。
より長時間・長距離に使用される場合にヘタレにくALTRA EGOは、EVAと比べるとやや重くクッション性と同時に反発を生む弾力があり、より推進力となって体を前へ押し進めてくれます。
そして、アウトソールと呼ばれる地面と接する部分のラバー部分が、軽量化のために一部にしか貼られていなかった状態から、全面ラバー貼りになったことにより耐久性がさらに向上しました。
アッパーはPARADIGM4の時にメッシュからニットへ変更になり、シューズとしての耐久性や安定感は向上しましたが、通気性や乾きやすさなどのバランスでメッシュに変更になったように感じます。これまでのアップデートの状況を見ていると、パラダイムというシューズの現時点での総合バランスの到達点がこのPARADIGM5にあると思います。
きっとまた未来の到達点にアップデートされていくこととは思いますが、現時点での到達点を体感してみてください。
また一言メモが長くなってしまいましたね。
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